2013年5月10日金曜日

防災を考える(11:前兆現象)

5月10日(金曜日)
 昨夜テレビで、地震の予知や前兆現象について解説等があり見ていましたが、小生自身それに思い当たる節がありました。
 以前<宇和島湾地震>を書きましたが、その時に起こった事例がまさにそれに当るようです。
 小生はその当時東京気象庁に勤務していたのですが、寮内で真夜中にラジオを聞いていた際チャンネルを回しているうちに、普段聞こえないはずの西日本のラジオ放送が受信出来たのです。
 その内容は、「つい先ほど宇和島地方で大きな地震が発生しました」というものでした。すぐさま連絡を入れたのですが通じませんでした。翌朝登庁してから宇和島測候所あて連絡を入れますと、宇和島沖を震源とする地震で石油タンクが壊れたりしたとのことでした。その日の夕方にはやっと家との連絡が出来たのです。
 そういったラジオの受信が出来るのも、一種の大地震の電磁波発生による前兆現象としてのものだそうです。
 こういった前兆現象まだまだ他にもあり、<鳥が飛べなくなった>とか、<普段見られない魚が急に増えたりした>とか、<ネズミや虫の大移動があった>とか、<井戸水が急に増えたり減ったり、また変色した>とか・・・etc.
 皆さんの周りでも、普段と大きく変わった現象が起こる場合もあります。そのような現象は何らかの他の現象に繋がることもありますので、観察や記録に残すことは大切です。(桜54)

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