2012年12月21日金曜日

防災を考える(33:津波防災)

12月21日(金曜日)
 今日は<昭和南海地震>が発生した日です。
 昭和21年(1946年)12月21日午前4時19分頃、南海トラフを震源とするM=8.1の大地震が発生し、東海から九州にかけ大津波が襲来しました。
 和歌山県や高知県では数分から20分以内に津波が押し寄せ、海岸から奥深くまで津波が侵入したそうです。
 高知市付近では大地震により地盤低下に加え、津波来襲で広範囲な地域で水没した記録が残っています。また多くの所で流出や破損の被害が出ています。
 近い将来起こるであろう南海トラフを震源とする南海地震は、東海・東南海の地震と共に連動して発生する可能性があることから大津波が予想され、それに伴って大災害が起こる事も考えられます。
 近年の地震発生や津波予想は精度が徐々に向上していますので、関係省庁が発する情報には聞き耳を立てて聞き入る必要があります。
 津波の高さはただ単なる水が増えるのではなく、<大きな水壁(塊)が押し寄せる>のです。1mの津波の予想が出ましたら、まず海岸付近では危険です。高台等に避難するよう日頃から心がけ、<自分の身は自分で守る=自助努力>という習慣を身に付けましょう。(桜54)

0 件のコメント: