2010年11月9日火曜日

学習してみよう(19:風向の違いで・・・)

11月9日(火曜日)
 昨夜遅くから宇和島では北西の風が強まっています。
 日本海には発達した低気圧があって東に進んでいます。このため西日本から北海道にかけての日本海側では風が強まって、所によっては雨が降っています。
 また明日はこの低気圧が北海道付近でさらに発達しますので、(西高東低の)冬型の気圧配置となってくるでしょう。
 このような気圧配置になった時、愛媛県南予地方では日本海側の天気とよく似る場合が多いのです。これは、関門海峡から吹き付ける北西系の風が原因です。
 関門海峡からの風が少し<西より>になりますと<南予北部から中予(山間部)地方に>かけ、また少し<北より>になりますと<南予南部から高知県西部に>かけてと、風向によって天気変化が起こります。このため、高知県宿毛市や土佐清水市でも雪の降ることがあるのです。
 冬場の関門海峡から噴出す風向を見定めますと、その時の天気が概ね分かって来ますので、これからの気象情報には注意してください。(桜54)

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