2015年9月10日木曜日

防災を考える(27:紐状のエコー)

9月10日(木曜日)
 当地では台風の影響も無く、秋の青空が広がりつつあります。
 さて関東から北陸・東北にかけては、台風の接近通過の影響を受け各地で被害が発生している様です。
 さてその時レーダーで見ますと、北関東では南から北へと走る<紐状のエコー>が見られました。この地方では多大な降雨と共に大被害が発生している様です。
 その昔小生も、それに似た状況に出くわしたことがあります。所謂<高知豪雨(平成10年9月)>なのです。
 その時には、土佐湾から高知市付近にかけ細長いひも状のエコー(降雨域)が見られ、次ぎ次とそのエコー(強雨域)が高知市付近を通過したのです。
 そのため高知市では24時間降水量が1000ミリを超え、見る見るうちに水かさが増し多大な家屋水没等がありました。
 1時間90ミリの降雨が4時間も続いた事があったのです。
 こういった極端な記録や被害は、南ないし南西から入り込む暖湿気(暖かく湿った空気)と地形との関係が絡んでいるのです。
 今回の関東の状況でも、そういった気象と地形との関係が主な原因の様です。
 気象関係の方、大学の研究の方には原因追及を望む処です。(桜54)

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