2010年7月15日木曜日

防災を考える(32:土砂災害)

7月15日(木曜日)
 いよいよ梅雨末期の豪雨が各地で発生しています。
 特に九州から中国地方・近畿・東海・上信越にかけ各地で1時間50㎜前後の激しい雨が降っています。北九州や中国地方では一昨日から昨日にかけ各地で激しい雨のため土砂災害が発生しています。また河川の氾濫で洪水やあふれた水で浸水になった所もあるようです。1時間に30㎜以上の降雨があれば災害に結びつくと考えてください。
 土砂災害は土質にも関係します。激しい雨のため土砂が崩壊しまわりの木々をなぎ倒し、さらに周辺へも広がって河川に流れ込んで、川をせき止めたりまた土石流を引き起こしたりと様々な被害をもたらします。
 土砂災害は雨が降り上がった後も危険度は高いので、その後の降雨や地震等何らかの原因で土砂崩れが発生します。風がないのに<木がざわざわ>したりなど、何時もにない変化が見られましたら危険です。
 南九州などはシラス台地で土がもろく危険度は高いと思います。また他の地域でも、造成地や切り崩しの土地などは危険度が高いと思います。そういった土地の状態も事前にチェックしておくことも大切です。
 災害に遭わない様に、また災害に遭ってからの行動も人の生死を分けますので、日頃から周りの状況確認が必要です。(桜54)

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