2010年7月4日日曜日

仕事遍歴(26:梅雨の昔と今)

7月4日(日曜日)
 小生たちがまだ学生だった頃は、「梅雨に入ると曇雨天の日が続き、毎日毎日シトシトと雨が降ります。また梅雨が明けるころは雷が鳴ります。」と習ったように記憶します。小生自身も気象庁に入った頃の梅雨は、この表現の通り天候が変化したように感じました。
 しかしその後の地球温暖化(?)の気象変化によって、その表現が徐々に変っているように感じています。特に近年では、梅雨の初めでも<集中豪雨>が発生したり、梅雨期間中でも<雷>が鳴ったりと、頭の中にあったイメージとは違っているのです。
 これはどうも上空の流れに関係しているようです。今年の梅雨時には、「上空に寒気が入っていますので、大気の状態が不安定となって所によっては雷の発生があるでしょう。」と表現されていました。その通り、上空に強い寒気が流れ込んで各地で強雨や豪雨が発生したのです。
 この時期の上空は、ほゞ東西に流れるジェット気流があるのですが、その流れが大きく変化して南北流になっているのではないでしょうか?
 地球温暖化は社会生活に変化をもたらします。梅雨時の対策も変化させねばなりません。(桜54)

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