2013年3月19日火曜日

学習してみよう(8:霧の朝)

3月19日(火曜日)
 今朝はご覧の様に霧の朝を迎えましたが、このような霧はどうして起こるのでしょうか?
 霧は空気中の水蒸気が冷やされて、ごく小さな水滴となり地上付近に漂っている現象です。この様な中に入りますと、まるで雲の中にいる感じです。
 今朝はこのように薄ぼんやりと山が見えたのですが、さらに霧が濃いと全く見通しが利かない状態になるのです。
 霧は発生する場所によってそれぞれ名前が異なり(山霧・川霧・海霧・盆地霧など)、また発生する原因によって名前も異なります(移流霧・蒸気霧・放射霧など)。
 さらに霧の発生する高さによってもそれぞれ異なります(地霧=地面を這うように発生する霧、低い霧=上空が見えるような霧など)。また霧の中に含まれる異物によっても異なります(煙霧=大気中の乾いた異物の混入、風塵(フウジン)=砂などの異物での視程現象など)。
 気象用語では、<霧>は視程(見通し)1km未満、モヤ(霧の薄いもの)は視程1km~10km未満のことを言います。
 愛媛県内での霧は、大洲盆地や久万高原・宇和盆地での霧発生は知られています。また大洲盆地で発生した霧が、肱川を下りながら強風を伴う<肱川あらし>現象は有名です。さらに3~5月にかけての瀬戸内海の海霧は、船舶事故を伴う事もあり注意や警戒が必要です。(桜54)

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