2011年5月4日水曜日

学習してみよう(12:放射霧)

5月4日(水曜日)
 今日は大型連休の中日、でも、もうあと残り少なくなりましたが・・・。
 さて今朝は晴れています。といっても小生が起きた時は全天霧に覆われ、視界が数百メートルしかありませんでした(写真はその直後)。その霧が太陽が昇ると同時に徐々に消散し、現在ではすっかり消えて雲の少ない晴天となってきました。
 さてこのような状態の時の気象は・・・?
 天気図を見ますと、高気圧に覆われ上空にはやや冷たい空気が入っています。
 この霧は<放射霧>と言われ、地表付近の空気が冷やされ(放射冷却現象)、地表付近の水蒸気が小さな水滴となって空気中を漂い、<霧>の状態として見える現象です。
 このあと太陽が出て気温が上昇しますと、霧は一気に消散しますので、所によっては早起きの人しか見ることが出来ません。初夏から晩秋にかけよく晴れた早朝、盆地状の所で発生します。
 愛媛県では、大洲盆地や久万高原、宇和平野などでこの状態の霧を観察することが出来ます。
 特に大洲では、この霧が時間と共に肱川に沿って下流へと流れ、肱川河口の長浜では<肱川あらし>という(霧と強風)現象が現れます。(桜54)

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