2010年12月26日日曜日

宇和島を知る(76:郡境)

12月26日(日曜日)
 写真は三間平野(盆地)から見た法華津(ホケツ)山脈です。
 この山脈は標高700m前後と余り高くはありませんが、愛媛県南予を二分する山脈なのです。山の北側は南予北部(西予市や大洲市など)、山の南側は宇和島市・北宇和郡・南宇和郡で南予南部となっています。また山の北側を流れる川は肘川(上流は宇和川)で瀬戸内海へ、また南側を流れる川は四万十川(上流は三間川や広見川)で高知県・太平洋へそれぞれ流れ込んでいます。
 この山脈を境にそれぞれ文化や食生活も若干違っていますので、本当の郡境です。
 その昔はこの山脈の麓で当時の旧国鉄の線路延伸工事が一時中断したことがありました。だから宇和島への開通は(愛媛県では)最も遅くなりました。
 写真の三間平野は米どころでもあり、県内では<美味しい米の産地>として知られています。小生の生まれた場所は写真右手の集落付近で、小学1年生まで生活をしていました。
 愛媛県南予地方は冬季によく積雪しますので、この地域もその昔は50~60cmの積雪を記録したこと(昭和55年豪雪時には約1m)がありましたが、今ではそのような積雪はほとんど見られなくなりました。(桜54)

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