2010年10月24日日曜日

仕事遍歴(45:懐かしの文化的建造物)

10月24日(日曜日)
 写真は現在の松山地方気象台本館です。
 松山地方気象台は、明治23年(1890年)1月1日愛媛県立松山一等測候所として設立されました。設立当時の場所は今の松山東警察署付近だとのことです。その後昭和3年(1928年)7月には現在の場所に移転し業務を続けました。当時としてはモダンな建物で、写真中央の塔の上部には大きな丸い時計がはめ込まれていて、小生が就職試験に行った際(昭和38年=1963年)にはまだ動いていました。
 左右非対称の建物は、近年<文化的建造物>として注目を集めています。同時期に建てられた建物として<萬翠荘>があり、翌年県庁が建てられたそうです。ちなみに設計者は外国人とのことで、現在も庁舎中央階段途中の壁には石板が残っています。
 小生はこの建物の中で、1987~89年は技術課で、1989年~93年には防災業務課でそれぞれ勤務をしました。その後2001年~04年には再び松山防災業務課で勤務しました。
 広い敷地の中には、植物観測のための樹木や、気象観測のための露場、またアメダス機器収納の倉庫などが、植わったり建てられたりしています。(桜54)
 (この写真は、現松山地方気象台職員撮影のものをお借りしました)

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