2013年10月25日金曜日

防災を考える(27:天井川が・・・)

10月25日(金曜日)
 台風第27号及び第28号が日本を狙って進んできて、各地でまとまった雨が降り河川が増水しています。
 現在宇和島では時々強い雨は降っていますが、まだ心配するようなものではありません。
 しかし当宇和島は鬼が城山系から流れ出た土砂で扇状地化して出来た町なので、市内を流れる河川の下流域のほとんどは<天井川>となっています。これにより、河川の増水や溢水が起これば浸水被害の発生する可能性があるのです。
 東から西へまた北から南へと走る国道や県道に架かる橋のほとんどは、河川の所が周辺よりも高くなっています。よって川に架かる橋の両側は傾斜になっていますので、その川の水が溢れれば当然市街地(住宅地)に流れ込むのです。
 その昔は排水設備がほとんどありませんでしたので、毎年のことながら、大雨が降れば至る所水浸しとなっていました。
 小生付近の土地の高さ(海面上)は2メートル前後しかありませんので、裏の住宅(海面上1.5メートル以下)付近は床上・下浸水が毎年のように発生していたのです。
 現在では排水設備が整っていますので浸水被害はほとんどありませんが、もし強烈な大雨(集中豪雨)が降ればその心配も出て来ますし、また停電となればなおさらです。
 そのような過去の被害を経験していない人が増えましたので、<浸水被害は無いもの>として生活されている様です。(桜54)

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