2011年7月30日土曜日

防災を考える(39:電話)

7月30日(土曜日)
 人の言葉を伝えるのに<電話>という便利なものがあります。
 100年以上前、グラハムベルによる電話の発明で一躍連絡手段が向上したのですが、近年では有線から無線へと移行し、誰でも携帯電話で通信が出来るようになりました。
 仙台様も書かれていましたが、その昔は各町内に1台は必ず<公衆電話>という電話機があって、家庭にはまだ普及していなかった連絡手段をカバーし又非常時等の通信手段でしたが、近年では急速にその数が減少し宇和島市内で見ることがほとんど無くなりました。
 ちなみに小生宅が商家を営んでいた時には、電話設置の家庭が少なかったことから<公衆電話>の活躍が多くありました。
 テレホンカードというカードが普及し、現金を入れなくても電話を掛けるという画期的な出来事はもうすでに過去のものとなりました。
 災害時には<公衆電話>が最も有効な手段です。携帯電話はパンク状態となり、また一般電話の使用制限があったりで通信手段がほとんどなくなるのです。
 小生が<芸予地震>に遭遇した時でも、携帯電話で直ぐ職場(気象台)に連絡を入れようにも全くつながらず、とうとう家庭に帰ってからやっと職場と連絡が付き出勤した事実がありました。
 電話は便利な半面、災害時には繋がらないという事実もありますので、非常時の連絡方法も考えておく必要がありそうです。(桜54)

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