2010年3月10日水曜日

防災を考える(9:強風)

3月10日(水曜日)
 今朝の天気図を見ますと、西高東低の冬型の気圧配置となっています。
 今回の場合、関東の東海上には発達した低気圧(996hPa)が、一方中国大陸には優勢な高気圧(1038hPa)があり、その気圧差は実に40hPa余りあります。
 そうした高気圧-低気圧間の気圧差が大きいとよく強風が吹きます。目安として西日本では縦じまの等圧線の数が(2hPa毎の場合)5本以上あれば強風が吹きます。また西日本では縦じまとなっていますので北西~北の風が、東北・北海道では横じまとなっていますので南東~北東の風が吹く様です。
 優勢な高気圧がシベリヤ付近であれば、また風向や風速も異なってきます。
 今回の場合、上空には冷たい空気を持っていますので大気の状態がかなり不安定となり、所によっては雷が鳴るなど激しい気象現象の起こる可能性もあるようです。
 真っ黒な雲が来るようであればご注意ください。(桜54)

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