2010年3月16日火曜日

仕事遍歴(12:平年値)

3月16日(火曜日)
 桜の開花も無事終わりました。これからは五分咲きや満開の状況観測を行います。
 さて皆さんは「平年値」と言う言葉をご存知のことと思いますが、どのように作るのでしょうか?この作業は10年毎にやって来るのです。
 今年までの宇和島の桜開花の平年日は「3月25日」でしたが、昨日小生が試験的に計算しますと少し速まる「3月22日」と出ました。
 この計算には、西暦を基本数字に過去30年の平均を用いるのです。この2011年から用います平年値の過去30年とは、1981年~2010年の30年の値なのです。また1年間を1月1日を「1」とし順次並べる数字を用います。例えば3月16日は「75」となりますし、12月31日は「365」という数字になるのです。しかし、閏年の場合の計算は、「2月29日」と「3月1日」は同日として計算していますので、1月1日から数えて丁度「60」という値になります。
 日平均気温や月平均気温などの平年値も、このようにして計算した値を向こう10年間(2011~2020年)使用するのです(但し、日平均などは2月29日は存在します)。
 よって来年からは新しい平年値となりますので間違わないようにしてください。詳しくは気象庁HPをご利用ください。(桜54)

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