4月22日(水曜日)
以前の予報官は、自分の頭で考え手で予報分を作成していました。また注意報や警報も独自に判断していましたので、人員の少ない夜間の勤務時にはかなり神経をすり減らしました。
天気図上で高気圧に覆われほとんど平穏に思われる時でも、時には霧の発生することもありました。そういったことで必ず(毎時間)データのチェックをし、また仮眠を取る時でも他の人に「直ぐ連絡するように」と言っていたのです。
特に春から夏にかけてと、寒気が入って急速に不安定となる時期、晩秋から初冬にかけてなど、季節の変わり目には比較的天気の変化が急変するからです。
2年間の予報官でしたが小生は疲れました。長年予報畑で勤務された方はその流れを身に染み込ませて作業を進めていましたが、小生のような成り上がり者にはなかなか大変でした。
平成元年3月に予報官の職を辞し、同じ気象台の防災業務課調査官として再出発しました。(桜54)
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