2009年4月19日日曜日

学習してみよう(10:気象とは⑩)

4月19日(日曜日)
 新学期が始まって早くも10日余り経ち、小学1年生は元気に登校しています。
 さて先日、「気団」というお話をしましたが、今日はその気団という言葉を少し詳しくお話ししましょう。
 広辞苑によりますと、「気団とは、水平方向にほぼ一様な性質を持つ大気の広大な塊」とあります。それで空気の性質を、温度(=気温)と湿度で分類してみますと、次ぎの様になります。
 「オホーツク海気団」は、主に海洋ですから湿っています。また北の方ですから冷たい空気です。(=寒冷湿潤:日本の北東)
 「小笠原気団」は、湿っていて気温が高いのです。(=温暖湿潤:日本の東~南東)
 「熱帯気団」は、湿っていて気温がかなり高いのです。(=温暖湿潤:日本の南)
 「シベリア気団」は、乾燥していて気温が低いのです。(=寒冷乾燥:日本の北西~北)
 「揚子江気団」は、乾燥していて気温が高いのです。(=温暖乾燥:日本の南西~西)
 このように、日本周辺にある気団の大まかな性質ですが、季節によって多少性質や動きが異なってきます。(桜54)

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