4月2日(木曜日)
地方気象台の予報官となってから、県内に度々注意報を出すような事態が度々ありました。その都度「出し遅れではなかったか?」、「量的な数値は大丈夫か?」、「時間的余裕やエリアは大丈夫か?」などと、自分自身を攻めることが度々ありました。
気象現象は、数値計算で出しても、また頭の中で考えてもその通りにはほとんどなりません。いくら経験則があるといってもそれはあくまで「平均値」的なものです。空気中の状態は刻々変化しますので、予想していた通りになることはないのです。
そういった状況から、「果たして自分はこの仕事に向いているのだろうか?」と思うことさえ出てきました。いわゆる「自信喪失」です。
そういったことで、自分自身を鍛えるためにも更なる勉強も加えました。しかし【終り】ということはありません。まだまだ悩みはその後も続きました。(桜54)
0 件のコメント:
コメントを投稿