2013年1月25日金曜日

仕事遍歴(2:当る予報になったが)

1月25日(金曜日)
 今朝は冬型の気圧配置がやや強まり、宇和島では朝から10メートル前後の強い北西風が吹いています。また気温の方は真夜中に11度近くありましたが徐々に下がり、現在では6度前後となっていますがまだまだ下がりそうです。
 さてこの冬型の気圧配置はこのところ度々発現し、日本海側の山陰から北海道にかけては大雪の回数が多くなっています。また今年は太平洋側を通る低気圧の影響で、関東付近でも度々雪が降り積りました。
 こういった気象現象の予測(予報)は、気象庁や民間気象会社で行う事が多くなってきましたが、その要因には電子計算機の発達が挙げられます。
 その昔小生が予報官だった頃は未だ電子計算機の発達が少なく、資料は入るもののそのほとんどを各予報官が考えていたのです。よって当る確率は現在に比べかなり低かったようです。
 <雨>と出した予報が晴れることもあったり、また<晴れ>と出した予報が急に雨が降りだしたりとなかなかままにならなかったのです。
 現在の天気予報は確かに確率が高くなりましたが、100%当る事はありません。いくら電子計算機が発達しても細かな計算作業をしますと時間的ロスが多いのです。
 現在の予報確率で満足すべきではありませんが、当たり外れがある方が人間社会らしくなって良いのではないでしょうか?(桜54)

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