2013年1月7日月曜日

仕事遍歴(1:珍しい雲)

1月7日(月曜日)
 いよいよ今日から本格的に勤務の方がおられ、明日からは学校の授業が始まるそうです。
 さて数日前、我が宇和島の背後にある鬼が城山の上に、写真のようなドーム状になった雲が見えたのです。
 このような雲を見たのは宇和島では初めてで、早速携帯に付いていますカメラで撮影したのですが、お分かりですか?
 さてこの雲の出来方を調べてみましたが、思い当たる様な気象要素が見つかりません。強いて言えば下層(1000m付近)の空気の流れと山の高さ、また山系周辺の地形が影響したものを考えられます。
 当時西日本の上空の風を(高層天気図で)見てみますと、四国太平洋側付近で下層ジェット気流の中心があり、宇和島付近でも強い風が吹いていたものと推測されます。またその付近の湿気と地形の絡みでドーム状に雲が出来たり無くなったりしたのでしょう。
 このような現象は皆さんご存じだと思うのですが、富士山の上に出来る笠雲や吊し雲に似ているのです。その時には、その付近では風の強い状態になっているのです。
 小生は20年近く雲の観測をしていましたが、地元でこのような雲を見たのは初めてです。
 どちらにしても、いろいろな成因要素が重なった現象だと思います。(桜54)

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