
昨日(21日)東予の新居浜市にある愛媛県総合科学博物館に行き、気象測器の返還に係る打ち合わせを行いましたが、その帰りに松山地方気象台に寄りました。
松山地方気象台は、昭和初期に建てられた建物(以前このブログでで紹介しました)が写真の様に<登録有形文化財>として指定登録されています。
しかし周辺は、近年宅地開発で環境がかなり変化しているようです(下の写真)。

気象台にはいろいろの測定機器があるのですが、このように大きく環境が変化した場合には測定値に変化が生じるのです。
例えば大きなビルが建った場合には、<ビル風>が発生し風向の変化と共に風速の変化も生じるのです。また高い建物の陰になって日照時間の変化を生じることもあるのです。さらにガラスからの反射等も考えられますので、都市部での観測環境が年々変化しているようです。
小生は足摺岬や室戸岬、また潮岬で勤務したことがありますが、こういった場所の環境はほとんど変化が無いため、<観測継続>には持って来いの場所なのです。
いずれにしても、近年徐々に観測環境が悪化していますので注目すべき点が多いようです。(桜54)
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