2012年2月7日火曜日

仕事遍歴(5:天気予報の精度)

2月7日(火曜日)
 小生が気象庁に入った(入庁した)頃は、未だ予報は「当たるも八卦 当たらぬも八卦」という言葉が残っていた時代です。
 当時の予報官は、諸先輩の経験や調査から教わった事象を現在の状況に当てはめ、また上空の状況から判断して<予報>を決めていた時代です。
 その後小生が気象庁(東京)へ行った頃から少しずつ<電子計算機=スーパーコンピュータ>が稼働し始め、時間的短縮や資料増大となって<予報の当たる確率>が大幅アップしたのです。
 その後宇和島に帰ってからも通信機器の更新、予報技術の進歩、電子計算機の進歩など、飛躍的な予報確率となったのです。でも今の天気予報の当る確率からすれば<チャチ>なものだったのかも知れません。
 小生が松山の予報官となった時には、こういった電子計算機に振り回され始めたのです。
 現在では、このコンピュータの発達は世界一とも言われるほどに達していますので、計算量、計算速度、正確さではまず<最高水準>かも知れません。
 小生が入庁した頃の確率が70%台、予報官時代が80%台前半、その後わずかずつでも伸びて今では80%後半か90%に入っているかも知れません。
 テレビから流れる天気予報は、今では信頼度抜群になっているのではないでしょうか?(桜54)

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