2011年10月30日日曜日

仕事遍歴(44:通信機器の変遷①)

10月30日(日曜日)
 小生が気象庁(室戸岬測候所う)に入庁してから、通信機器の変遷がかなりありました。
 小生の入庁時には有線系と無線系の通信回線があり、有線系には<音響ブザー方式(モールス信号方式)>のいわゆる<トン・ツー>の送受信機があったのです。耳で聞いて手で書く方式なので、かなり熟練を要しました。小生たちも丸3ヶ月間毎日先輩に教え込まれました(昭和30年代後半)。
 その後は、テレタイプ方式となり速度がかなり向上しましたが、この頃の打鍵方式は、一般方式と気象庁方式があり打鍵の羅列が異なっていたのです(昭和40年代前半)。
 またその当時の気象庁では、大型コンピュータの導入で電子機器解析の試験をやっていましたので、気象庁ではその大型コンピュータを冷却するため、その特別の部屋だけを一定温度にする必要性で冷房装置があったのです(昭和40年代前半)。小生の作業現場とその大型コンピュータの部屋が隣り合わせでしたので、冷暖房の恩恵を受けていました。また当時は全館冷暖房ではありませんでしたので、休み時間には他の職場の職員も冷暖房の恩恵を受けに来ていたようです。
 その数年後地方でも徐々に電子機器の導入計画がありましたので、電子機器に慣れるよう職場研修が盛んに行われるようになりました(昭和50年代)。
 小生も電子機器に慣れるよう自前でワープロを買い練習をしましたが、前述しましたキーボードの羅列が普及電子機器と異なりましたので当初は戸惑いました。(桜54)

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