2011年3月26日土曜日
防災を考える(16:津波の恐ろしさ)
3月26日(土曜日) 先般の<東北地方太平洋沖地震>による津波は太平洋側各地で観測され、各地で未曾有の被害が発生し多くの方の死者行方不明が出ました。ご冥福を祈ります。 さて津波という現象は、海底で発生したマグニチュード6.5以上の地震に伴い発生するといわれていますが、それ以下の地震でも時には発生し、地形の影響によって大きくまた被害も出る様です。 小生が潮岬に勤務したころ数回津波の観測を実体験し、その津波に遭った人から実体験の様子を聞いたことがあります。1メートル弱(96cm)ともなりますと、係留船舶の転覆や海岸付近の低地では被害が出ます。また30cmくらいの津波でも、海中遊泳が出来ないなど恐ろしい体験をされた方がありました。 勿論今回のような数メートルの津波では陸地の奥深くまで、また川や低地を伝ってさらに陸地奥深くまでと、通常考えられない所まで津波が到達し、船舶の転覆移動や車を建物の上に押し上げたり、家屋の損傷や破壊などすざましい光景が繰り広げられるのです。 30センチ(ひざ下)の津波でも、足元がすくわれ歩行困難な状態となるそうなので、小さな津波でも警戒は必要です。 そういった状況を全国民が経験したことによって、<津波の恐ろしさ>が確認できたのではないでしょうか? 小生たちの自治会では、昨年地区内に<津波高標示板>を20か所設置しましたが、5年計画で100か所余りに増やす予定にしています(予算がありませんからね)。 今では、この<津波高標示板>の噂が少しずつ耳に入って来るようになりました。(桜54)
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