2011年3月30日水曜日
仕事遍歴(15:数値と記号)
3月30日(水曜日) 今日は小学校の先生の離任式だそうです。 さて小生は退職してから数年経ちましたが、今でも現職時の数字や記号が頭から離れません。その数字や記号は、入庁後直ぐに頭の中に叩き込まれ、何時でも直ぐに出て来なければならなかったのです。またそれらの記号を数値化し、送信しなければならなかったのです。 皆さんご存じの(晴れや雨の)天気記号は小中学校で習いますが、それらを分類した種類は実に100種類あるのです。風向の頭文字(NやS等)、また雲の種類(雲によっては細分類)、気圧変化傾向、場所の数値化(例:宇和島は47892)・・・。 そういった記号や数値を天気図を描く時には、また別の記号や数値に変わるのです。 だから観測した値は記号となり、送信する時符号(数値)化され、受信された数値を再び記号や数値として取り扱うのです。 予報を組み立てる場合は、天気図上の数値や記号化されたものを解析し、また等圧線や上空の状況を見て最終判断をするのです。 でも現在は全てコンピュータ化され、人間様の頭で考えることはほとんど無くなりました。 だから昔の予報官は、頭の中が数値や記号でかなり一杯だったのではないでしょうか?(桜54)
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