2010年9月15日水曜日

学習してみよう(13:台風)

9月15日(水曜日)
 秋は台風シーズンです。
 赤道以北の太平洋や東・南シナ海で発生した、風速17.2m/s以上の熱帯低気圧を「台風」と呼びます。
 台風は、太平洋気圧の強まりと共に進路が変ってきます。夏から秋にかけては太平洋高気圧が日本付近まで張り出しますので、台風はその縁に沿うように進路とります。そのため日本付近に接近することが多くなるのです。
 台風は強い風や雨を伴っていますので、海上では大時化の状態となります。このような時には気象台からは、注意報や警報を発表して注意警戒を促します。近年では市町村単位で警報を発表するようになりましたので、警戒する状況が良く分かるようになりました。
 その昔高知県のあるアナウンサーが、「台風が来ると注意報や警報のデパートだ」とか「注意報や警報の叩き売りだ」とか言われましたが、たしかに台風が接近しますと雨・風・高潮・波など多彩な現象が発生するのです。
 小生も最初の勤務地が<室戸岬測候所>でしたし、最初の課長の時は<高知地方気象台>でした。さらに最後の勤務地は<足摺岬=清水測候所>でしたので、台風にはかなり縁がありました。なお室戸岬で観測しました「日最大風速69.8m/s(昭和40年9月10日=小生の誕生日)」は今でも日本記録となっています。(桜54)

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