2010年8月27日金曜日

学習してみよう(11:山越え気流)

8月27日(金曜日)
 太平洋高気圧がこの時期になって西に張り出し頑張っています。
 西日本はこの太平洋高気圧の縁に当たっていて、南からまたは南西から湿った空気が流入しています。
 そのため、九州南東部、四国南部、紀伊半島南東部では南から湿った空気の流入で山沿いを中心に雨雲が発達しています。特に山越えをするような場所では雷雲がかなり発達して、雷が鳴ったり短時間の強雨が発生しています。その一方で山越えした気流は湿気が無くなり、気温が上昇して平野部や盆地ではかなり気温が上がっているようです。
 四国の瀬戸内海側などではすでに35度以上の猛暑日となっている所があります。宇和島でも鬼ケ城山を越える気流が高温をもたらし、今日も34度を越えています。宇和島の観測所は海のそばにありますので、めったに35度を超えることがないのですが・・・。
 高い山を境に、風上側では雷雨や強風が、また風下側では高温と乾燥がそれぞれ同居しますので、ご注意ください。(桜54)

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