2011年12月10日土曜日

学習してみよう(29:平年値計算)

12月10日(土曜日)
 昨日は宇和島のシンボル<鬼ケ城山>で初冠雪を記録しました。
 冬型の気圧配置が強まって風が強く気温の低い状態となっていますが、このあと晴れて気温がさらに下がりますと霜の降りる可能性もあります。そういった気象の<起日(キジツ)>をまとめ集計して行きますと、<平年日>と言う値が必要となって来るのです。
 <平年日>とは、30年の値をある数値に置き換え計算したものなのです。その<ある数値>とは、1月1日を基準にして12月31日までを<数字>で表すのです。
 1月1日を<1>とし、2月1日は<32>、2月28日は<59>、2月29日と3月1日は<60>、つまり閏年をまとめて計算するためです。以下4月30日は<120>、8月31日は<243>などとして順次数値化するのです。
 よって昨日頂いた資料を基に、1981年から2010年までの30年間の資料(実質は29年しかありませんでした)で<鬼ケ城の冠雪日>を計算しました。これは公式記録ではありません(気象官署が無くなっています)ので、使用には制限があるのです。
 いろいろな記録でも数年間まとめ計算しますと、基準とする<値>が出てくるのです。
 皆さんも試されては如何ですか?(桜54)

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