11月24日(木曜日)
今朝は強い冬型の気圧配置となって、日本海側を中心に風の警報や注意報が出ています。また北日本を中心に雪の予報が多くなってきました。
さて予報官の時代に<雪の予報文>を付け加えるのにかなり思案しました。当時は今のような電子計算機の導入がありませんでしたので、上空の天気図(500hPa、700hPa、850hPa)や地上天気図等と共に実況の風などを考慮し、県内の予報区(東予・中予・南予)毎に雨や雪の表現を盛り込んだのです。
上層の強い寒気(500hPaで-30℃以下)の位置や、下層(85hPa)の0℃線の位置(入り具合=形)、また地上付近の風向によって、南予で降る場合と東中予で降る場合とが違うのです。
そういった資料によって予報官が判断しますので、<雪>の予報文を付けるのがかなり慎重になりました。
特に四国では、一番最初に<雪の予報>を付ける決断力が必要だったのです。(桜54)
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