2011年11月21日月曜日

仕事遍歴(50:冬型の気圧配置)

11月21日(月曜日)
 昭和60年4月、宇和島測候所から松山地方気象台へ転勤した年は単身赴任でしたので、勤務明けの時にはほとんど宇和島へ帰っていました。約100kmの道を車で帰るのですが、当時は高速道路がなく2時間30分ほどかかっていました。またエアコンの無い車を使っていましたので途中で(エアコンの付いている)中古車に買い替えました。
 一方当時の冬季には、近年より厳しく雪の積もることが多かったので、何時も車にチェーンを積んで走っていました。
 そういった冬季には、何回もタイヤにチェーンを巻いたことでしょうか。
 こういった時には<西高東低の冬型の気圧配置>となって、西日本には強い寒気が入っていたのです。特に高気圧の中心がやや南に下がり(寒気の中心がやや南寄り)、愛媛県南予地方には(宇和島地方にまともに来る)北西風が吹きつける時が最も雪が降り易く、時にはかなり積もることがあったのです。
 宇和島市内では30数センチも積もった事があり、また鬼北地方では1メートルに達したこともあるなど、南国愛媛でもかなりの積雪があったのです。勿論高地の久万地方や宇和高原では度々50~100センチの積雪は例年でしたが、近年では地球温暖化の影響で積雪はあってもかなり少なく、チェーンを巻くことさえ無くなりました。(桜54)

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