2011年11月23日水曜日

仕事遍歴(51:雨の予測)

11月23日(水曜日)
 今日は勤労感謝の日で小生地区氏神様(金勢神社)の例祭の日ですが、生憎西から雨雲が近づいています。
 さて小生が松山地方気象台の予報官だった頃は、まだ今のような電子計算機を駆使した予報が確立されていませんでしたので、当たる確率が今ほどではありませんでした。
 雨の降る予測に、長崎県付近にある雨雲の動向を見ていました。例えば長崎市付近の雨雲が東進速度毎時40kmであれば、概ね6時間後に愛媛県でも降り始めるのです。
 そういった距離と東進速度、また雲の動く向きなどを加味して予測を立てていたのです。南予では比較的早く、東予ではやや遅くなる傾向(1~2時間の差)なので予報文の中を少し変化させていました。
 朝7時現在のレーダーで見ますと、山口県から大分県、宮崎県付近には南北に連なる雨雲があり東進していますので、この状態から試算しますと2~3時間後には愛媛県で雨の降りだす模様です。ちなみ<所によって昼前から雨>との予報文がありますので、お出かけには傘をご持参下さい。(桜54)
※雨雲は予想以上に早く東に広がり、宇和島では8時過ぎから小雨が降り始めました

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