1月15日(土曜日)
今日午前中から、気象庁のレーダーがメンテナンスのため配信がストップしています。
小生も含めて、気象レーダーを利用する人は多いのではないでしょうか?
その昔小生が気象庁に入った頃、富士山にレーダーを設置し日本各地の雨雲など、気象実況並びに予報に役立つ観測を行っていました。しかし、かなり古くなったことと、現在では人工衛星(気象衛星)でその代替が出来るということで、富士山のレーダー観測は終了しました(現在は別の場所で規模を縮小して観測しています)。
小生がレーダー観測との最初の付き合いは室戸岬測候所に奉職してからで、地上観測と同時にレーダー観測も行っていたのです。当時は日本最大のレーダーで、日本はるか500kmに達する電波を発信し雨雲の動向を見ていたのです。レーダー観測で得た資料を、音単(有線通信=トン・ツー)で大阪に送信していました。
そのレーダーの雨雲(エコー)の動きから、向きや早さを考慮して「何時頃どのような雨が降るのか」が分かるようになっていますので、今日のようにレーダーがストップしていますとその様子が分かりません。
そういったことで、今後の雨や雪の状況に不安を生じる時がありますので、レーダーが見られないというのは<心細い>ですね。(桜54)
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