2011年1月6日木曜日

仕事遍歴(1:洗濯物)

1月6日(木曜日)
 小生は、昭和38年4月室戸岬から<独身生活>が始まったのですが、食事は賄い婦さんが居られましたので良かったとしても、洗濯は全て自分が行なわなければならなかったのです。
 当時やっと電気洗濯機が出始めた頃でしたので、仕事場の洗濯機に洗濯物と石鹸とを放り込んで居れば良かったのですが(室戸岬時代)、東京時代では洗濯機はなく、そのため洗濯板を買ってきて数日置きに手洗いで洗濯をしていました。
 さてその洗濯物を干すのですが、東京や大阪では洗濯物の乾きが比較的早かったことを覚えています。しかし室戸岬や潮岬、土佐清水ではなかなか乾かなくて困りました。しかも乾いても何か<おかしい>と思うことがあったのです。
 それは、前述の土地では海岸近くなので<塩>の害があるのです。空気中には塩の核が浮遊していますので、その塩が洗濯物に付いたりしますと、一旦乾いた洗濯物も空気中の水蒸気を吸ってちょっと湿ってくるのです。
 今でも女房殿と時々このような話をすることがあります。海岸部の官署で勤務しますと、都会では味わえない様々な違和感を感じることがありました。(桜54)

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