4月12日(月曜日)
気象庁が「桜の開花日本一」など話題豊かな資料を公表していましたが、そのうち桜の開花予想日を今年から廃止しました。また測候所の廃止に伴って、近年動植物の観測データがかなり不足するようになりました。
動植物の観測は、地球温暖化を考える上ではかなり重要な役目を果たしています。また昔から農作業をする上で一つの目安となっていました。
測候所の廃止に伴ってこういった記録がなくなったのですが、宇和島市では気象庁OBを軸に桜の開花観測や季節観測を続けています。
その中で、桜開花日本一を目指して多くの市民を巻き込んで5年の月日が流れました。
宇和島の桜開花日本一は、測候所時代では1953年(3月15日)、1995年(3月27日)、2001年(3月21日)、2002年(3月15日)、2004年(3月17日)、2005年(3月18日)の6回を数えていました(1日違いの2番目は多数あります)。
その後宇和島市が委託して気象庁と同じ条件で観測を続け、2008年(3月22日)、2009年(3月13日)と合計8回も日本一に輝いたのです。
こういった生物季節の統計は、長期的な気候調査にはかなり有効だと思われますので、これからも皆で協力し続けたいと思います。(桜54)
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