2008年11月14日金曜日

仕事遍歴(61:宇和島の冬)

11月14日(金曜日)
 宇和島は、西は宇和海に面し開けていますし、東には1000m級の鬼が城がそびえているという地形となっていますので、冬の気候を左右しています。
 西高東低の冬型気圧配置のとき、関門海峡から吹き出す北西の風は宇和海沿岸には強風となって吹き付けます。佐田岬半島の北岸や南予で北西に向っている沿岸では、高波によるしぶきによって遠くまで塩害が発生します。また風向きによって雪の降る地域が異なります。例えば、西寄り(西・西北西)の風の時には松山や八幡浜地域で、北西の風の時には宇和島地域で、北北西の風の時には津島より南で、雪の降ることが多くなります。
 昭和38年1月、昭和55年1月には、北西風が連日吹き雪の舞う日が月の半分以上ありました。「38豪雪」、「55豪雪」と言って南予の山間部では1mもの雪が積った所があるそうです。(桜54)

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