11月4日(火曜日)
日本は地形がかなり複雑です。それによって「気象はかなり変化している」と以前にお話しましたが、当宇和島でもその例に漏れず地形と絡んだ複雑な気象変化を示しています。
その代表格が冬の季節風と雪ですが、「わたくし風」と呼ばれる局地風も特異な風として知られています。県内には、東予(四国中央市)の「やまじ風」、大洲市長浜の「肱川あらし」、そして宇和島の「わたくし風」、という三大局地風があります。
「わたくし風」とは、①地形(東に鬼が城山、その東に四万十川が北西から南東に流れるという地形)と、②上空(地上1500m付近)の風と逆転層、の条件が合うと、鬼が城山を越えるか又は三間平野から一気に宇和島市内を、東よりの強風が吹き抜ける現象です。
小生が東京から転勤した翌年の12月に、最大瞬間風速34m/sの台風並みの突風が吹き家屋倒壊などの被害が出ました。(桜54)
0 件のコメント:
コメントを投稿