10月23日(木曜日)
宇和島の気象(記録)については先日お話しましたが、その記録を生み出す地形が特異なのはご存知でしょうか。
西にはリアス式海岸を有した宇和海が広がり、東に1000メートル級の鬼が城連山がそびえ、南と北は400~900メートルの山が連なっています。このため市内は変形した盆地状となっています。鬼が城連山の東には四万十川が北西→南東の方向に流れています。また宇和海の北西方向には関門海峡があります。
このような地形が「夏は湿気が多く蒸し暑く」、「冬は関門海峡から吹き付ける寒い風で南国でも時々雪が舞う」という気象の変化を生み出すのです。また上空の風(南東風)が強い時には、鬼が城連山から吹き降ろす風(東)が強く、宇和島特有の「わたくし風」という被害を伴う突風の吹く時があります。
このように、地形と気象は切っても切れない関係があるのです。(桜54)
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