10月15日(水曜日)
昨日は三島神社の秋祭りで、午前中は雨午後は雨も上がり祭りは盛り上がりました。
昭和46年5月に東京から転勤し宇和島測候所で勤務することになりました。宿舎は柿原という所で、測候所から直線で約4km(経路で5km余り)ありました。当初は免許証書き換えを忘れたため「運転免許なし」でバス通勤でしたので、通勤に(乗り換えも含めて)30分以上もかかりました。
宇和島測候所の仕事は地上気象観測が主な仕事です。「地上気象観測」とは通常皆さんが思っておられる「気温・風・湿度・気圧・雲の状態」などを観測するものです。当時はまだ通信網の発達がありませんでしたのでテレタイプ送信していました。「200ボ」といって当時では高速の通信設備でしたが、今の技術に比べれば幼稚なものでした。
天気図など、図や文字を受信するにはFAX(ファックス)をいう機械を用いていましたので、受信時には新聞紙くらいの大きさで約20分かかりました。
宇和島測候所では地上気象観測を3回(9時・15時・21時)行います。またFAXの受信は夜中も含めて10回くらい行いますので、夜勤という泊り込みの勤務がありました。(桜54)
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