2015年5月6日水曜日

仕事遍歴(7:底を知れ!)

5月6日(水曜日)
 今日は連休最後の日、大都市にUターンする車の列は夜中まで続いたそうです。また他の輸送機関(鉄道や航空機・バス等)も各所で混雑したのではないでしょうか?
 さて今では輸送機関は自動車や鉄道でかなり便利にはなっていますが、小生が奉職した頃は未だそういった交通手段はかなり少なくまた不便だったのです。
 小生は四国の西部(宇和島)から当初勤務地である室戸岬に赴く時、今の予土線(高知県と愛媛県を結ぶJR線)が未だ全線開通していませんでしたので、途中からはバスに乗り再びJRに乗り換えて高知市へ。市電で<はりまや橋>まで行き、室戸岬方面へ行くバスに乗り換え、途中奈半利町までバスで行き一泊、翌日ようやく室戸岬にある測候所に出向いた経緯がありました。
 当時の測候所へは未だ道も無かったため、岬を回って階段をてくてくと昇りましたが父上殿は(傷病兵で)肺機能が良くありませんでしたので、途中何回も休みようやくたどり着いた経緯がありました。
 そうした交通手段、道路、またその後の生活(家屋・食事等)も今まで経験が少なかった小生にとってはかなり最低クラスの出来事(水道が無い・湿気が多い・食事は日に2回etc.)でした。
 今思えばそういった生活等が今の自分の糧(カテ)になっていると考えられ、<最低の生活は上には上が、また下には下があるものだ>と思っている処です。(桜54)

0 件のコメント: