2014年7月31日木曜日

宇和島を知る(37:雲海押し寄せる?)

7月31日(木曜日)
 この写真は昨日、宇和島港西にある場所(戎山)から真東に向かって撮影したものです。
 写真中央に白いものが見えますが、これが雲海の先端です。
 宇和島市は北・東・南に峠があり他所と繋がっているのです。この写真(雲海)の場所は<水分(ミズワカレ)>と言って、宇和島市に流れる須賀川と高知県中村(現四万十市)に下る四万十川の分水嶺なのです。標高はわずか(約200m)なので、ゆったりと流れる四万十川の姿が目に浮かぶでしょう。
 昨日は南からの風に乗って四万十川を遡る(サカノボル)湿気が、次第に雲を作って峠を超えたものと考えられます。
 こういった現象は、小生が潮岬に居た頃観察していました雲海とそっくりです(以前「紀州新聞」に掲載されました)。
 溜る雲海は大洲盆地や各地の盆地でも観測されますが、峠から流れ出る雲海はめったに観測されませんのでもし見かけましたら写真にでも収めて下さい。<あふれ出る>といった感じですが、時には滝の様に流れ落ちる姿が見えますよ。(桜54)

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