2013年8月25日日曜日

仕事遍歴(25:期待の電話)

8月25日(日曜日)
 小生が気象庁に入庁した頃はまだそれほど電子計算機の発達はありませんでしたが、徐々に電子計算機が現場に入り資料解析の正確さが出始め頃でした。
 外部からの電話対応には、そういった資料を基に対応に追われていました。しかし予報解析は数時間ごと、また実況においても末端管署では遅れての送画でしたので、「何時雨が降るのか」、「何時頃上がるのか」といった電話返答はかなりアバウトなものだったのです。
 現在ではリアルタイムのレーダーが見え、気象台でもまた一般の方でもその図を何時も見ながら行動出来るのです。
 そういった見通しも含めて<確実さ>が日増しに増加し、今では一般の方でも<予報官>という肩書がなくても判断出来るようになりました。
 さて今日のレーダー図では、前線に伴う東西に連なった雨域が徐々に西日本(瀬戸内)を南下しています。
 そういった事で、雨を警戒する地域や宇和島付近の様に期待する地域の様子(時間的地域的等)も見えるのです。
 気象台等に電話せずとも、正確な情報がすぐさま閲覧出来る世の中となりましたので、各自の行動に有効利用して下さい。(桜54)

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