2009年8月5日水曜日

学習してみよう(19:気象とは⑬)

8月5日(水曜日)
 台風は、東経180度以西の北太平洋(赤道以北)及び南・東シナ海等で発生する熱帯低気圧のうち、風速が毎秒17.2メートル以上のものを「台風」と呼びます。
 台風は、赤道付近(低緯度)では上空の「偏東風(ヘントウフウ)」と呼ばれる風に乗って東から西または北西に移動しますが、その後高緯度に入りますと「偏西風(ヘンセイフウ)」と呼ばれる強い西風に乗って向きを東または北東へと変更するのです。
 そういった上空の流れに沿って台風は向きを変えますが、日本付近では太平洋高気圧の強まりと共に、夏季から秋季にかけて接近または通過する台風が多くなるのです。
 夏季から秋季にかけての台風は、発生した地域や通過する地域の海水温が高いため十分に発達し、またその勢力を保持したまま接近しますので威力(勢力)が強いのです。
 さらに、台風は南から湿った空気を大量に運んできますので強い雨が降り、また強風が吹くのです。(桜54)

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