2015年8月15日土曜日

仕事遍歴(18:字を書く習慣)

8月15日(土曜日)
 今日は<終戦記念日>ですが、朝から政治がらみの放送が流れていますのでやや不快感があります。
 さて小生が学校を卒業し初めて仕事に就いたのは<室戸岬測候所>でしたが、仕事の内容はほとんど知りませんでした。またそれに伴う<数字>の書き方も、それこそ一から教わった場所なのです。
 <たかが数字>と思われがちですが、短時間(1分間に)何十字も書かねばなりませんので、どうしても字が崩れる事があるのです。
 そういった<数字>を入所後毎日毎日何千字書いたでしょうか?何回書いても同じ様に、また誰が見ても分り易い字を書かねばならなかったのです。
 たかが数字かも知れませんが、それが小生達の命の綱だったのです。野帳に残し、原簿に残し、更に天気図に残しと・・・。
 現在の子供や大人でも、字を書く習慣はほとんど無くなった様です。何でもかんでもパソコンやスマホをいじれば出て来る様では、中々頭に入らない様です。
 目で追い、手で覚え、頭で考え、また耳で聞いて、人間の五感をいろいろと駆使して体感(習慣付け)したものは一生忘れる事はないと思います。
 さて今の子供達の将来像は、果たしてどのようになるのでしょうか?(桜54)

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