
今日は朝から晴れて気温も上がっています。
その中で、先日宿毛へ行って友人からもらいうけた気象測器を修復したり点検を行いました。
最初の写真は部品不足ですが、<矢羽根式風向計>なのです。この器械を屋根など高い所に設置し、そこから真っ直ぐ下の部屋などに筒などを通して下ろし、天井等に16方位(又は32方位)を示した円盤に風向きを示す矢印を示すようにしてあるものなのです。(生憎矢じり部分と、羽根部分がありません)
2枚目の写真は、風杯型風速計で風の強さを測るものなのです。この器械以前は4杯型の形状でした(気象庁のバッチの文様は4杯の


名前は<風車型風向風速計(通称エーロべーン)>と言い、まるで飛行機の様ですね。
丁度小生が入庁した頃、各地の測候所等では機器の入れ替え時期だったので、この両者の器械がありました。
今では上2つの機器を設置している測候所(気象台)は無く、下のような機器で測定しています。この器械は90m/sまでの瞬間風速を測れるようにしてあります。
ちなみに小生が室戸岬測候所に居た頃(昭和40年9月10日)、10分間最大風速69.8m/s(日本最高記録)、最大瞬間風速77.1m/sをこの機器で測定しました。(桜54)
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