2009年11月20日金曜日

宇和島を知る(42:鬼ケ城山)

11月20日(金曜日)
 右の写真(中央の山)は鬼ケ城山です。手前の水は来村川(クノムラガワ)です。この川を200~300mほど下れば海となります。
 鬼ケ城山は標高1151mの山で、周辺の山塊を含めて鬼ケ城山系と呼ばれています。最も高い山はこの山の丁度後ろにある高月山で1228mもあるのです。すなわち海岸から約5km離れた山が1000mを超す山となっているのです。日本ではめったに見られない光景です。
 その昔山賊が山越えをする旅人を襲ったとかで、鬼(山賊)が住む山として恐れられていたようです。昔から、山から吹き降ろす風が春先から初夏にかけて強く、山沿いの地方では「宇和島のわたくし風」又は「宇和島風」と呼ばれ農作物に被害を及ぼす事があります。
 現在では山頂付近まで車で登れますのでとても便利になりました。山頂付近からは九州の山並みを見ることが出来、目を下に移すと宇和海の島々やリアス式海岸、また宇和島市内を一望に見ることが出来ます。一度見る価値があります。(桜54)

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