7月20日(月曜日)
平成5年4月転勤辞令を持って四国松山を後にし、徳島からフェリーにて和歌山へ。紀伊半島国道42号線を南下し本州最南端の串本町に到着しました。串本町の町外れの高台に測候所があります。この測候所は高層課を併設していて、国際的に重要なポイントとなっている所なのです。小生はその高層課の課長として赴いたのです。
高層課の仕事は、9時(国際標準時0時)から6時間毎に気球に風船を付けた観測機器を飛揚し、そこから発信される電波をコンピュータで解析しデータを収集する作業でした。小生も数度飛揚作業を手伝ったことがありますが、風の弱い時は簡単に飛揚出来るのですが、風が強くなると風に風船が流されたり、時には風船が異物に当たって割れることもあります。一番大変なのは台風接近時の時で、気象庁本庁から臨時観測の指示が来て飛揚しなければならなかったのです。
日中であれば周りの状況が見えて飛揚は比較的簡単ですが、風の強い夜間時は周りの状況が分かりませんので大変なようでした。(桜54)
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