2009年7月26日日曜日

防災を考える(16:短時間強雨)

7月26日(日曜日)
 梅雨末期となって各地で短時間強雨が発生しています。
 レーダーで見ますと紐状になった雨雲(エコー)が南から延びている所があります。このような場所では短時間に大雨となる可能性が十分高くなっています。
 その昔、1時間に100㎜を超すような短時間強雨(豪雨)はめったにありませんでしたが、ここ十数年の間に各地で観測されて(発生して)います。これは地球温暖化に結びつくものと考えられています。
 その地球温暖化には、都市化に加え環境破壊が進んでいることが原因です。また二酸化炭素の増加で保温性も進んでいます。そういった諸々の因子が地球上の気温を押し上げているのです。海洋よりも都市化した地域で上昇気流が起き易く、また空気(湿気)の移動が大きくなっていることで対流雲の発生が考えられるのです。対流雲の中では強い上昇流の影響で大粒の雨が生成されます。よって大雨になる可能性が高いのです。
 出来るだけ皆さんも気象庁等のレーダー画像を利用され、短時間強雨(1時間に30㎜以上の雨)に注意を払ってください。(桜54)

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