2016年10月22日土曜日

宇和島を知る(48:見事な景観)

10月22日(土曜日)
 
この段々畑は見事でしょう。
 宇和島市水荷浦にある段々畑は、平成19年に日本の<重要文化的景観>に指定されました。
 宇和海沿岸部に位置する宇和島市水荷浦では、まさに<耕して天に至る>とまで謳(ウタ)われ又日本のピラミッドと称されて先人が汗水流された結晶作品なのです。
 先般この場所に全国グリーンツーリズム愛媛大会宇和島分科会の方をお連れして、色々と説明と見学を行いました。来られた方はこの絶景と共に、昔の人の汗の結晶を絶賛されていました。
 石垣の組み方や傾斜を利用した運搬方法など、様々な工夫は今でも生きている技法なのです。
 現在では近隣の多くの段々畑は消失しましたが、この水荷浦では地元の方の汗と努力で受け継がれ残されているのです。
 海の恵みを受け温暖で傾斜地で作られた馬鈴薯等はまさに<絶品>と称され、今でも<早掘り馬鈴薯>として全国に向け販売されているのです。
 海面からの高さは80m以上あり、山頂からの景色も見事です。
 遠くに宇和島の背景にある鬼ケ城山やまた時には佐多岬半島も見えるそうです。
 皆さんもこの日本のピラミッドにお出でになりませんか?きっと感嘆されますよ!

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