2015年12月4日金曜日

仕事遍歴(33:西か北西か?)

12月4日(金曜日)
 今朝当地では風が強く湿度の低い状況で、かなり寒く感じますが気温は10度前後です。
 さて愛媛県の冬の天気を占う時に、<風向>が主役になる時があります。
 関門海峡から流れ込んでくる風の向きで、愛媛県での雪の影響範囲が<南予>になるのか<東中予>になるのかで天気の様相が違ってくるのです。
 北西系の場合は、南予一帯に雪が降ったり雨が降るのです。また西系の場合には、中予や東予にその現象が起こるのです。
 すなわち等圧線の模様が、<縦じま>になるかやや<横じま>になるかによって雪等の範囲が違ってくるのです。
 これは昔の予報官の腕の見せ処だったので、上空の風・下層の風また地上付近の風の向きで雪の範囲が異なる予報を出していたのです。ある程度の経験が必要だった時代もありましたネ。(桜54)

0 件のコメント: