2012年4月2日月曜日

防災を考える(8:春の嵐)

4月2日(月曜日)
 今日は高気圧に覆われ気温が上がり、約19度に達しています。
 さて明日は低気圧が日本海に入り発達する模様で、南風から後には西寄りの風が強まりそうです。
 愛媛県東予地方では法皇山脈を越えてくる風(南寄りの風)がかなり強まりそうで、東予地方では<やまじ風>として恐れられています。
 小生が松山地方気象台の予報官だった頃、そのやまじ風が近年になく強まって鉄塔の破損や大型トラックの横転事故等がありました。
 そのやまじ風が吹くのは春から初夏にかけ、日本海に発達しながら入る低気圧に向かって吹く南風の局地風なのです。高知県の地形で収束された南寄りの風が、四国山地を越え谷を下る際、もう一度前述した法皇山脈を越えた風が一気に瀬戸内海に吹き下ろす風なのです。東予地方では<山の神の怒り>の様に恐れられ、農作物の被害から、先述した建造物の破壊現象まで起こるのです。
 小生のブログ愛読者には、このやまじ風におびえる方もおられますので、かなりすごいのでしょう。小生は生憎ニュース等でしか資料を仕入れていませんので定かでありません。
 当宇和島地方の春から初夏にかけ吹く強風には、<わたくし風>というものがあります。(桜54)

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