1月15日(水曜日)
今朝も冷や冷やした朝となりましたが、それほど気温は下がっていません。
さて昨夜テレビを見ていますと、南極の仕事や生活等を写した映像が出ていました。小生は勿論南極には行っていませんが、ある程度関係する事項があったのです。その事項とは今から40数年前気象庁に居た頃のお話です。
転勤を控えた4月、上司から「1ヶ月間南極に出向く隊員に気象の一部を教えてほしい」との事で、教壇に立ったことがあったのです。その授業とは・・・。
小生は気象庁本庁で天気図の描画に5年間携わっていましたので、一応電文を解読し天気図に移す作業は<朝飯前>の事項となっていました。その事項を当時の隊員(予備員も含む)に解読方法と書き方を教えた経緯があったのです。
気象電文は5数字単位で30文字が入って来ましたので、その数字の位置と位置に来た電文(数字)をそれなりに解読し記号に直していたのです。
例えば最初に来る5数字は、最初の2数字は国名、次の3数字は地点(場所)名となるのです。また次の5数字では、最初の数字が<雲量>、次の2数字が<風向>、その次の2数字が<風速>となるのです。天気でも01から99までありますので、それを覚えるのが大変でした。
そのため書かれた数字が場所によっては<風向>となり、<気温>となり、<天気>を現わし、<気圧>になっているのです。
わずか30字ですが、世界各地の天気の状況が一目で分かる仕組みになっているのです。
今でもその数字の羅列を打たれ(見)ますと、自然と体が覚えていて天気状況が描けるかも知れませんね!(桜54)
0 件のコメント:
コメントを投稿